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堅田 元喜; 梶野 瑞王*; 平木 隆年*; 藍川 昌秀*; 小林 禧樹*; 永井 晴康
no journal, ,
植生への霧水沈着を考慮した精緻な地表面モデル(SOLVEG)を用いて、六甲山の山地森林への霧水沈着量を定量化した。SOVLEGを用いた計算に必要な入力データには、気象・エアロゾル化学輸送モデル(WRF/EMTACS)のオフライン結合計算で再現された気象・大気化学場の結果を利用した。SOLVEGによって計算された霧水沈着量は観測結果を過小評価し、モデルでは考慮されていない大気に露出した植物葉への霧粒の衝突(エッジ効果)が影響している可能性が示唆された。この影響を定量的に評価し、計算結果の妥当性を示したうえで、WRF/EMTACSによって予測された霧水中濃度とSOLVEGで計算した霧水沈着量から、霧水沈着に伴う大気汚染物質の林床への沈着量の推定を試みた。
梶野 瑞王*; 堅田 元喜; 平木 隆年*; 藍川 昌秀*; 小林 禧樹*
no journal, ,
山岳森林への水・物質沈着量を予測するためには、霧とエアロゾルの化学・物理的性質を定量的に把握する必要がある。本研究では、領域気象モデル(WRF)とオフラインで結合した新しいエアロゾル化学輸送モデル(EMTACS)を用いて、六甲山地の斜面を上昇する霧イベントの再現を試みた。EMTACSは、霧とエアロゾルの化学組成や粒径分布に加えて、それらの混合状態の経時変化を計算できる特徴を持っており、エアロゾル-霧間の相互作用のダイナミクスを計算することができる。このモデルの性能を、六甲山地で取得された気象・大気質観測データを用いて検証するとともに、森林上の霧とエアロゾルの形成や酸性化の過程を数値的に調べた。
Ritter, A.*; 堅田 元喜; Regalado, C.*; 永井 晴康
no journal, ,
植生への霧水沈着を考慮した鉛直1次元多層大気-土壌-植生モデル(SOLVEG)は複雑な大気-土壌-植生間の相互作用を詳細に計算することができるが、それを用いた計算に必要なパラメータが得られていない場合がしばしば見られる。本研究では、これらのパラメータを推定するために、マルチレベル座標探索による大域的最適化(GMCS)アルゴリズムをSOLVEGに適用し、SOLVEGの計算に必要なパラメータを決定することを試みた。GMCSアルゴリズムの入力データとして、霧が多発するガラホナイ国立公園(スペイン、ラ・ゴメラ島)の常緑照葉樹林で測定された表層での土壌水分量の観測データを利用し、正確に推定することが難しい土壌中での水移動に関するパラメータを推定した。